カイロプラクティックは約100年前、アメリカのD.D.パ−マ−によって創始されました。
そして二代目であるB.J.パーマーの努力によって、更に発展して行きました。B.J.は、
「体の外からの力で治癒するのではなく、内なる働きが病気を治す」のだと確信し、それは
脳・脊髄の中に内在し、そしてそのエネルギーの流れは「上から下、そして内から外へと
伝達されて行く」ことを試行錯誤の上に発見しました。
日本には大正初めに紹介されました。戦前アメリカに留学して帰国したカイロプラクターが
10名ほどいましたが、戦争のため留学生や海外の情報も途絶え、古来からの治療法に吸収
される心配もありました。戦後カイロの復活を図ろうと有志たちが日本各地にカイロ団体を
起こしました。1970年代より海外でカイロを学んだカイロプラクターが、海外からの講師
を招聘し、全国各地でカイロプラクティックセミナーを開催しました。
80年代後半になるとカイロ事故による有罪判決があり、カイロを危険視するマスコミ報道が
増えました。
夜間2年制のカイロ学校が全国に広まる中、カイロ誕生百周年の1995年にカイロ教育審議会
(CCE)の認可するカイロ大学と同様な国際教育基準を導入した日本初のカイロプラクティック
教育機関(RMIT大学日本校)が誕生しました。
1999年、日本カイロプラクターズ協会(JAC)が世界カイロプラクティック連合(WFC)の
代表団体になり、日本でもようやく世界に発信できる業者団体が整いました。
国民の信頼を得るために日本カイロプラクターズ協会(JAC)は、業者の自主規制を行い、モラルを
高め、教育や研究、さらに国際交流の促進、ホームページを利用し、会報(ニュースレター)ととも
に情報発信を行っています。